むかで屋日常

練馬の片隅に生きる江戸型彫り職人見習いと、その影武者のブログ

大人向けのぽち袋と四君子の型紙

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大人向けのぽち袋、西早稲田ののびのび荘様で販売中です。
お店の場所や営業日などは、のびのび荘様の
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      四君子の型紙が、黒光りする姿で帰ってきました。

     型紙には、非常に丈夫で水にも強い「柿渋紙」を使っていますが、繰り返しの使用に耐えるためには、やはり補強が必要です。
    そこで、彫りあがった型紙に漆を塗ったり、「紗」と呼ばれる薄いネットを貼り付けたりして補強します。
この工程を「紗張り」と呼びます。

   現在、紗張りには、漆の代わりにカシューと呼ばれる塗料(名前の通りカシューナッツの殻から採れる)が使われることが多いのですが、同居人氏のお師匠様は、昔ながらの本漆を使うことにこだわっておられます。

    紗張りを終えた型紙は、立派な漆芸品と言えるわけで、
そう言われてみると、なんだか艶めいた風格のようなものを感じてしまいます。