むかで屋日常

練馬の片隅に生きる江戸型彫り職人見習いと、その影武者のブログ

米粒に写経するがごとき


 ただいま同居人氏が取り組んでいるのが、こちらの型紙。

 この写真だと全部同じ点の繰り返しに見えてしまうかもしれませんが、

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頑張って寄りで撮ってみると、
まん丸い点と、両端の尖ったお米のような点があることがおわかりでしょうか?


 丸い部分は、「錐」と呼ばれる道具で彫ります。

動画だとこんな感じ、リズミカルに錐をまわします。


 お米のような部分は、小刀で彫ります。

刃先を小さく動かして、ひとつひとつ切り込んでゆきます。

 いずれにしてもとても根気のいる作業です。
私には無理……