紅型修行中
すっかりご無沙汰してしまいすみません。
同居人氏は、「引き彫り(小刀で絵柄を切り抜いてゆく技法)強化月間」らしく、
毎日紅型などに取り組んでいます。
紅型は鳥の表現が独特な気がする。
現在は、「つり切り」という工程をやっています。
1)の花の中心のような、端から繋がっていない部分は、このまま彫ると欠落してしまいます。
そのため、最初に彫る段階では2)のように、「つり」を残して彫ります。
すべて彫りあがった後に、型紙の裏側に薄い紙(ハトロン紙)を貼ります。
その後、つりの部分を切り落とします。
裏側にハトロン紙が貼りついているため、つりを切っても欠落しないという寸法。
「つり切り」中の様子はこんな感じ
すべての「つり」を落とした後、表に「紗」と呼ばれる薄いネットを漆で貼り付けます。
最後にハトロン紙をはがしてようやく完成。
彫りあがった後もなかなか大変なのです。