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むかで屋日常

練馬の片隅に生きる江戸型彫り職人見習いと、その影武者のブログ

道具の風格

職人氏がお師匠さんから借りてきた刷毛が、あまりに素敵だったので、撮影。


使い込んだ風格がたまりません。


トンボ(?)の銘も粋。



以前の記事(2014-03-19 - むかで屋日常)でもご説明した通り、

http://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/e/edokatabori/20140319/20140319125009.jpg


http://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/e/edokatabori/20140318/20140318104503.jpg


型紙の縁から繋がっていない部分が脱落しないよう、型紙にいったんハトロン紙と呼ばれる薄い紙を貼って保護するのですが、その時糊を塗るために使われるのが、この刷毛です。


余談ですが、ハトロン紙自体の風合いも好きです。

石焼き芋を買ったときに、入れてくれる袋を思い出します。
少し懐かしい。


型彫りの工程の中では少し地味な部分(漆で正式の補強をしたあとは剥がされちゃいますし)ですが、そこでもこんなに素敵な道具が大事に使われています。
そして、一つの道具の背景には、その道具を作っている職人さんや、その道具を作るための道具を作っている職人さんの存在があるのです。
(型紙自体、着物の布を染める工程で使う「道具」ですしね)
型紙自体の美しさはもちろん、微力ながら道具や工程の魅力も伝えて行ければなあと、いつもぼんやり思っております。