むかで屋日常

練馬の片隅に生きる江戸型彫り職人見習いと、その影武者のブログ

うろこ模様

 先日、誕生日が来て33歳になりました《2012年7月6日時点で。今は34歳です》

 大人の自覚などビタイチないままに三十路も半ば近くに来てしまった訳ですが、
33歳と言えば、「散々」と掛けて(?)厄年とされる年齢。

 厄年なんてただの迷信と言い切ってしまいたいけど、ここ数年は運が良いとは言いかねる年が続いておりまして、
「やっぱり厄年のせいかな」とちょっと弱気になってみたり。
こちらの厄年早見表サイトをみると、今年は後厄。
2013年のお正月には厄年も終わるわけですね。あと一息!《2013年追記 今も厄が落ちてない気がする……》


 

  前厄に突入した2年前に、実家の母から伊達締めをもらいました。
(ちなみに伊達締めとは、帯の下、着物に直接締める帯のことです)
母が30代の時に祖母から贈られた品なんですが、
「厄年にはうろこ文様の品物を身につけると厄除けになる」とのこと。
母がこの伊達締めを譲り受けた時、祖母も同じようなことを言っていたそうです。


 うろこ文様とは、

 
このように三角形を組み合わせた幾何学模様のことです。


 Wikipediaの「厄払い」の項目(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8E%84%E7%A5%93%E3%81%84)にも、

『厄年の贈り物には、肌身離さず持てるもの、長いもの、うろこ模様のもの、七色のものがよいとされている』

と書かれているので、「厄除け=うろこ模様」と言うのは、それなりにメジャーな言い伝えなのかも。
 
  母の心遣いに感謝しつつ、
もうちょっと着物を着るようにして、厄除けの伊達締めを身に着ける機会を増やさなければな、と思いました。

 
文責:河合